おためし。




すきで、すきで、今でも好きで
死ぬほどあなたが大好きで
すきで、すきで、それでもすきで
未来がなくてもとにかくスキで

あなた 好きな自分 ちょっと 好きになれてきた

「裕太、頭撫でて良い?」
突然の言葉に裕太は首をかしげた。
そりゃ、突然「頭撫でて良い?」なんて言われたら誰でもこの反応をするだろう。
「ダメ?」
俺と裕太は恋人同士なのだ。
今日も俺の部屋でラブラブしているのだv
「ダメって言っても撫でるんだろ・・・」
半分飽きれ気味の裕太が言う。
俺は、バレてたか、と頭を掻く。
裕太はため息をつき俺の膝に頭を預けてくる。
つまり、膝枕だ。
ふわりと、太陽の匂いがする。
いい香り。
俺は裕太の髪に鼻をつける。
そして髪を5本の指、全てに絡ませる。
柔らかい、絹糸のような髪。
俺は髪にキスを落とす。
不二さんと同じ色、同じ髪質。
なんか、嫉妬してしまう・・・。
俺の知らない裕太を不二さんは知っている。
「裕太・・・、俺さ・・・」
「なんだよ、金田」
ごろりと俺のほうを見る。
「つーかさ、不二さんは俺の知らない裕太を知ってるんだよな・・・」
兄だから仕方ないけど・・・。
「金田・・・?」
「俺も、裕太と何かを共有したいなって・・・」
俺はそう、照れくさそうに言う。
裕太はため息をつき、起き上がる。
そして、バスルームの方に向かう。
「裕太?」
俺が不安になり呼ぶと、白いボトルを持って戻ってきた。
それは裕太が使っているシャンプーだ。
「あ・・・」
俺は呆然とした。
「くれるのか・・・?」
「共有、したいんだろ・・・?」
俺は頷き、シャンプーを受け取った。
くすっと笑い、裕太を両手で引き寄せた。
「この・・・、甘えんぼ」
裕太の髪が俺の鼻をくすぐった。
俺は笑い、
「くしゃみ、出そ」
と呟いた。


すきで、すきで、死ぬほどすきで
みじめな程 またすきすぎて

あなた すきな自分 ちょっと 好きになれてきた

〜後書き〜

お試しで書いてみました。
イメージソングは自給800円の「死ぬほどあなたが好きだから」です。
あまあまラブラブを目指してみたのですが、裕太君がキャラぜんぜん違いますね。
どうして紫良の書く小説はこうもキャラが激しく変わってしまうのだろう・・・。
キャラの変わらない小説を教えてください。
ではでは。


きゃーありがとうございます。って味見を頼まれたのに勢い余って貰ってしまってすみません。
とにかくラブラブです〜。可愛いですよ二人とも!可愛すぎです。
ありがとうございました。こちらも大切に飾らせていただきますね♪



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